オリックス生命のシステム開発
そのため顧客ごとの貸倒れリスクを把握しきれないので、一定のリスクを金利に一律に上乗せした商品とせざるをえない。
こうしてみるとバブル期の貸出金利競争は、担保をどう評価するかも含めた審査のあり方と業務推進の力点の置き方に大きな問題があったといえそうである。
ただし、その根底に金利自由化によって調達コストがジリジリと上昇してきたことに対する銀行の「焦り」があったことは否定できないだろう。
ここでは信用リスク(貸出先から貸金を回収できなくなるリスク)が貸出金利にどのように織り込まれているかを考えてみよう。
「危ない」貸出先への金利が安全な貸出先への金利より高くなることは、当然のこととご理解いただけるだろう。
では、担保があればどうなるのか。
また銀行が信用リスクを引き受ける報酬はどこにあるのだろうか。
基本は無リスクの国債利回り国債の利回りとは、まったくリスクを負わないでおカネを運用したときに得られるリターンである。
リスクがないという意味でリスクフリーレートと呼ばれる。
理論的には、貸出金利はこれを出発点として、さまざまなリスク要因などを上乗せしていくことで決まる。
以下で簡単にその仕組みをみてみよう。
まず債務者の信用リスクをどう測るかを考えなければならない。
通常、社債なら信用リスクは格付けでその高低が示される。
格付けが低いということは倒産の確率が高いということであり、その分高い利回りが要求される。
貸出でも企業の信用状況を把握して倒産確率と回収率(担保、保証などでカバーできる率)から損失率を求め(損失率=倒産確率×〔回収率〕)、金利の上乗せが行われることになる。
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